独立したら電子申告や税務実務の知識やノウハウがより求められる

7月は源泉所得税の納期特例を適用している場合の納期限がやってくるので、源泉税の納付や電子申告絡みで私も色々と対応していました。

そして、ふと思いました。独立してからは電子申告関係や税務実務の知識やノウハウがより必要になってくるなーって。

目次

税理士が独立してからより求められること

電子申告についての知識や電子申告環境の整備

まず、最も重要なのが電子申告回りでしょうね。昔ながらの税理士であれば、紙ベースで作られる方もいるかもしれませんが、業務の効率性を考えると税務申告書や届出書は電子申告で対応するのがマストかなと思います。

電子申告をするためには、当然利用開始届出の提出が必要で、法人クライアントの場合は、国税と地方税の2つを出します。利用開始届の提出が終われば、顧問先への共有も忘れずに。

電子申告回りは難しい用語も多く(税務というより機械用語的な意味で)、私も最初は慣れるまでに苦労しました・・・。電子証明書とか、e-TaxとeLTAXの違いとか、利用者識別番号とか、利用者IDとか、登録するメールアドレスはどうするかとか。これらを理解するだけでもホント一苦労です。。。

とはいえ、これらを正確に理解しておかないと、お客さんに説明する時とかにも困るので、ちゃんと理解して使いこなせないといけません。なので、円滑に業務を進めるためにも、電子申告関係の知識やノウハウはしっかりと身に付ける必要があります。

正確かつ効率的な税務実務を行うための知識(特に納税実務)

法人税、所得税、消費税など、各税法の知識が求めらるのは言うまでもないですが、日常業務においては、納税方法をどうするかや、役員報酬をいくらにするかなど、より実務的な知識やノウハウも重要になってきます。

特に納税方法については、円滑に業務を進めるためにも大事なことですし、納税方法によってお客さんにかかる負荷も違うので、各納税方法の特徴を理解したうえで、一番良さそうな納税方法を提案する必要があります。

面倒だからとりあえず納付書を渡しておけばいいやというスタンスでは、自分やお客さんの手間が一向に減りませんし、お客さんの満足度も上がらないでしょう。

また、業務の効率性だけじゃなく、正確に業務を進めるためにも、税務実務のポイントや注意点はしっかりと押せておく必要がありますね。

独立してからはすべて一人で対応する必要がある

電子申告も税務実務も、それが重要なのは独立する前から変わりません。じゃあなんで独立してからより重要になるのかというと、独立してからはすべて自分一人でやらないといけないからです。

独立前からすべて自分でやっていた方であれば、これは関係ないと思いますが、私の場合は前職の税理士法人では、電子申告関係はまとめて作業する方がいましたし、納税などのルーティン業務的なことはサポートしてくれる方がメインでやっていました。なので、前職時代はその辺は正直あまり詳しくなかったというか、むしろちょっと苦手意識を持っているぐらいでした。。。

でも、独立してからは全部自分でやるしかないので、否が応にも電子申告や税務実務に詳しくなってきました。最初は結構苦労しましたが^^(笑)ということで、独立をされる方は、電子申告や税務実務などの知識や経験も積極的に身に付けていくと良いかなと思います!

まとめ

電子申告や税務実務に詳しくなってくると、効率的に業務を進めることが出来ますし、お客さんとの話をする中でも堂々と話すことが出来るようになるので、この辺の知識や経験も深めていくのは個人的にオススメです!

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