私の顧問先はこれまで一人会社やソロの個人事業主ばっかりだったのですが、最近従業員が十数人いる中小企業の顧問になりまして、週1~2で訪問しています。訪問して小口現金やその他の記帳と相談等があれば随時対応という感じ。
最初は訪問の手間もかかるし採算的にどうなんだろうとちょっと不安でしたが、2か月ぐらいたって慣れてきたこともありなんとか採算的にも問題なさそうです。
そして今感じるのは「訪問スタイルも意外と悪くないな」ということ。もちろん訪問だと手間がかかるので料金的にはオンラインのみより多少割高になりますが、毎週行くだけあって顧問先の理解も深まり、色々と気付くことも多いので、より顧問先に貢献できているなという実感があります。実際に顧問先で作業しているので、経営相談やコスト削減の提案などもしやすいんですよね。会社の方々とも毎週顔を合わせるので仲良くなりますし。
これで会社の業績が上がる→私の評価や信頼度も上がる→紹介等の次のビジネスにつながる、と思えばとてもいいなと。会社の経営相談にも頻繁に乗ることで私も勉強になることが多く、その点も私にとってはプラスです。
税理士料金を安く抑えるためには訪問を無しにするというのがセオリーですが、会社の状況によっては税理士に定期的に訪問してもらう方が結果的にプラスになる場合もあると思うので、自社がどちらなのかは一度考えてみるのもいいかもしれませんね。今私が行っている顧問先もそうなのですが、経営課題が多い会社や社歴が長い会社は訪問スタイルも合っているんじゃないかなと思います。経営課題が多ければ税理士に対面で気軽に相談できる環境は安心感があるでしょうし、社歴が長い会社は色々と改善点も多く税理士が来ることでアドバイスをもらえる機会も自然に増えると思うので。
ただ、訪問スタイルでも経験の浅い人や非税理士に訪問されてもあまり意味がないかもしれないのと、料金が高額でそれで業績が悪化すれば本末転倒なので、そのような点には要注意ですね。
