freeeで口座を非表示にするときは残高に注意

freeeでは、使わなくなった銀行口座やクレジットカードなどについて、これまで登録してきた内容は残しておきながら口座を使わないようにするために、口座を非表示にすることが出来ます。

これにより、不要な利用明細が同期されることもなく、口座も非表示となるので、freee上での管理もやりやすくなります。ただし、非表示にした時点までの登録残高(口座残高)は試算表等の会計データ上で残ったままになるので、適宜残高の修正が必要となる点、要注意です。

口座の非表示機能の基本的な説明はこちら(口座を非表示にする・削除する)のfreee公式HPをご参照ください。

目次

freeeで口座を非表示にするときは残高に注意

本記事では、クレジットカードの場合で説明します。銀行口座でも残高残高が残ってしまうというのは同じです。決済サービス等もおそらく同じだと思いますが、その検証までは出来ていませんのでそこは参考までに。

クレジットカードを非表示にした場合

下記では、非表示分△147,680円というのがあるかと思います。口座を非表示にして、その口座で登録残高(会計上の残高)がある場合には、非表示分としてその金額が表示されます。

口座を非表示にしたときの見え方

上記ではすでに自動同期の連携は解除されているので、そのまま放置していても残高がさらにおかしくなることはありませんが、このままだと、試算表上もそのクレジットカード未払金が残ったままとなり、それを決算書上も残しておくのは間違いとなります。また個人的には不要な情報が残ったままとなっているのは気になる!

ということで、上記のマイナスを消すための作業を説明します。クレジットカードで△147,680円となっているということは、「〇〇 147,680円/クレジットカード未払金 147,680円」の仕訳が入っているということなので、「クレジットカード未払金 147,680円/事業主借 147,680円」という振替伝票を計上すれば、きれいになります。

事業主借で調整するのは、預金残高を狂わせないためです。この147,680円がいつの時点で利用したかにもよりますが、実際の引き落とし金額とはズレてくると思うので、ここでの調整は実際の預金の流れとは別で調整する方が得策です。事業主借で調整しておけば、所得計算も、預金残高もおかしくならないのでオススメです。

ただし、口座を非表示にしていると、勘定科目の選択が出来ないので、一旦その非表示となっている口座を表示に戻す必要があります。口座一覧から対象口座を選択すると、右上に口座の表示/非表示があるので、そこで「口座を表示させる」を選択。

口座を表示に戻す

すると、先ほど非表示分となっていたカード△147,680円が一番下に出てきました。

表示に戻したときの見え方

カードを表示に戻したので、先ほどの調整仕訳を計上します。計上すると、以下のように登録残高がゼロとなり、これで試算表上も残高が残らなくなります。

調整仕訳を入れた後

これで調整は終わったので、また口座を非表示すれば作業完了です!

口座を非表示に戻す

ホーム画面上でも、最初に見えていた非表示分△147,680円がなくなり、クレジットカード未払金の残高の数字もきれいになりました。

作業完了!

まとめ

口座を非表示にすると、「非表示分〇〇円」というのが残り、これは会計上も残高が残ったままであることを意味します。口座を非表示にするということは、もう事業では使っていないか、若しくはfreeeの自動連携では管理しないということだと思いますので、残高がゼロとなるように調整仕訳を入れることで解決するかと思います。

以上、参考になりましたら幸いです!

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